モンステラの水差し29日

2018/11/19

増やし方

モンステラの増やし方と種類

フィカスウンベラータ、観葉植物って簡単に増やすことが出来るんです。
増やし方にも種類があるのですが、そのウンベラータの増やし方と増やし方の種類を紹介します。
実際にやってみたのでそのやり方もご覧ください。



モンステラ基本情報(原産地、花言葉)


モンステラは熱帯アメリカが原産地です。原産地では樹木やヤシなどに根をつけて伸びあがっていく植物です。室内の観葉植物としては小鉢で卓上サイズから大鉢で根上がりしているダイナミックなモンステラと様々な形で楽しまれています。

茎は太く葉は深い緑色で大きくなると切れ込みが入りデザインも楽しめる観葉植物となっています。

成長も早く丈夫なので昔から日本で観葉植物として楽しまれている歴史があります。
インテリアとしては大きい葉とノスタルジックな太い茎が雰囲気を出し人気があります。
特にオフィスや美容室、雑貨屋やカフェなど様々な場所で観葉植物として活躍しています。






モンステラの増やし方の方法は2種類

フィカスウンベラータの挿し木は大きく分けて二種類あります。

  • 挿し木(水挿し、水差し)
  • 茎伏せ

順を追って説明します。


水挿しとは

挿し木の種類の一つ、水差しとは幹を切って水につけておく増やし方です。
切ったモンステラの幹の切り口を、水につけておくと根っこが出てきます。
その根っこが十分出てきたときに土に植え替えると水差し栽培の増やし方の成功です。


水挿しに必要なグッズ


  • 軍手
  • 新聞紙
  • カッター又は剪定はさみ
  • ペットボトル
  • メネデール
新聞紙メネデールはなくても大丈夫です。




モンステラの水差しの方法(手順)

  1. モンステラを剪定します
  2. 剪定した枝の切り口を水でキレイに洗います
  3. 切り口から樹液が出なくなったらペットボトルなどに水を入れて枝を入れます
  4. 直射日光のあたらない場所に置きます
  5. 根が出るまで毎日水を取り替えます
  6. 発根する目安は20日~30日になります


挿し木(水差し)の注意点


モンステラは茎が太いため切るときには注意が必要です。
切る道具も火で消毒してから切るとよりいいです。

ゴムの木の剪定のように樹液がたくさん出るわけではないので簡単だと思います。


剪定した枝の切り口をよく洗ってペットボトルに水を入れて挿しておきます。


ペットボトルの水は毎日~2日に一回きれいな水に変えます。水は普通の水道水で十分です。
(この時メネデールを水に混ぜると初根の確率が上がります)


モンステラの挿し木の葉っぱ

モンステラの挿し木(水差し)の時のついている葉っぱは一枚だけ残し他は切りましょう。
これはモンステラが根を出しやすくする為。
葉があると水分が蒸発しやすく根を出すための水分が葉っぱに持っていかれちゃうため。

葉を維持する栄養も根を出すエネルギーにするため葉は必要以外取ります。
(モンステラには根を出すために集中してもらいましょう。)

順調にいくと2週間で白い根が出来てきます。


他の観葉植物と比べても成功の確率はかなり高いです。
モンステラの生命力はかなり高くいつも驚かされます。


水差しの切る場所は

モンステラの親株の切る場所は葉ではなく茎を切ること。
そうすることで水差し時に根が出て植え替えることができます。

茎を剪定すると根が出て植え替えられます。

茎を切って水差しをしておくと茎から白い根が時間とともに出てきます。
生命力がとてもある観葉植物なのでほぼ失敗することはありません。

失敗するとすれば剪定時期が休止期の冬に行うことです。
冬のモンステラはお休みモード。寒いですからね…。
なのでタイミングがとても大事なんです。


剪定のとき、気根なしでも根は出ます。

茎を切るときに気根があったほうが根が出やすいです。

でも、
気根がなくても茎から根が出るので気根なしでも大丈夫です。






間違えて葉だけ切っても植え替えられません。

葉だけ切って水差しすることを葉挿しといいます。

モンステラの葉挿しはもって一ヶ月。植え替えても根は出ませんので枯れてしまいます。


それも知っていて、葉挿しだけ楽しみたい人は葉を切って水差しで楽しむのもありです。






水差しのデメリット

ウンベラータの水差しのデメリットは葉をとって成功率を上げるため、最初の一年は葉の枚数のが少なくインテリアとして不十分な恰好になることです。

葉をたくさんつけたままの状態での水差しチャレンジは成功率がぐんと下がるのでお勧めできませんし…。

根付いた二年目からはとても成長するので(根っこも元気になるので)、水差しは2年目が楽しみな増やし方です。


水差しで腐る場合もある

水差しでモンステラが腐るのは、水を変えていないからです。
水は毎日変えるのがベストですが、毎日でなくても3日に一度でいいので水は取り替えましょう。

まれに、不衛生な刃物で剪定をした時にモンステラの傷口から菌が入り腐る場合もあります。

剪定時はキレイなカッターや剪定ばさみでカットしてください。
そしてモンステラの傷口はキレイに洗って水差しを行ってください。




挿し木のその後植え替え(根が出てきたら)

たくさんの白い元気な根が出てきたら土に植え替えます。
根がたくさん出ていれば出ているほど土に植え替えても順調に育ちます。
土や用土は観葉植物の土で十分です。

水差しはずっと水の中にいたので、植え替えて最初の一週間は2日に一回水を上げて水分の多い状態を作ってあげます。(この時期だけ日陰管理がベスト)

その後は普通のモンステラと同じ管理で大丈夫。
葉も順調に生えてきます。


水差しから土へ

水差しで十分根を成長させたらいよいよ土に植え替えます。

といっても難しいことはありません。

根っこごと準備した土に埋めて直射日光の当たらない場所で1週間安静にすればオッケーです。


根が十分成長していると土に植え替えた後も元気に育ちますので、しっかり水差しの時点でモンステラの根を出しておきましょう。


水差しから発根しないときは

モンステラの発根が一ヶ月経ってもない時は、メネデールでサプリ補充しましょう。

元気のないモンステラの水差しはたまに失敗する時があります。

葉が枯れたり、変色していなければそのまま我慢するのもいいかもしれません。

ゆっくり気長に待ちましょう。




モンステラの挿し木の時期と失敗例

モンステラの挿し木(水差し)を成功させる最大のポイントは幹を切る時期とタイミングにあります。

挿し木に適した時期

ウンベラータの水差しに適した時期は5月から7月までです。
ようは一年の中で観葉植物の成長の時期に行うと成功率がぐんと上がります。

人間と違って観葉植物は梅雨時期から秋までの成長期にめっちゃ成長します。それ以外の時期はほぼ冬眠状態(笑)。

なので成長期に切るとあっという間に根が出ます。

春も根は出るけど遅いので確実にいきたかったら5月から7月が断然オススメ。(体験済み)
たぶん平均気温が20度をこえる日が続かないと観葉植物は元気に活動しません。(笑)

ウンベラータの水差しを成功させたかったら6月か7月が絶対いいです。

白い根がすぐ出ます。


挿し木に適したタイミング

挿し木に適したタイミングはその幹が元気かどうかです
元気でない幹を切っても根っこなかなか出ません。

モンステラの元気さは成長期(5月から9月)に新しい葉が月に一枚出ているかで判断します。

ゴールデンウイークから秋までの時期に毎月赤ちゃん葉っぱが出てる幹を切れば挿し木の成功の確率が高いです。(だって健全に成長してる枝だから)

冬の12月の挿し木は失敗します

おすすめしません。観葉植物は冬眠状態です。



水差しのままのモンステラ

水差しのままのウンベラータはインテリアとしてもってこいのおしゃれさです。
そのままにしても1年ぐらいはキレイに保てます(水の管理をしっかりすると)

ただ、日照不足で葉がしわしわになったり黄色くなったり新芽が出なくなったりします。
日光に当てると水分が温まり過ぎて根が傷んでしまい栄養や水分がうまく吸収できなくなってしまうからです。

半年から一年を目安にインテリアとして楽しみましょう。


ただ3ヶ月を過ぎるとかなり根が出てきて気持ち悪くなります。
(結構もじゃもじゃ根が出てくるので)

葉が大きくなることはないのでスマートに飾りたかったらたまに根を1/3ぐらいカットするのがオススメです。


茎伏せとは

モンステラを増やす挿し木の方法のもう一つは茎伏せです。
モンステラの切った茎を土の上に置いて発根するのを促す方法です。


モンステラの茎伏せの方法と手順


  1. モンステラの剪定します
  2. 切ったモンステラの茎を一節もしくは二節します
  3. 切り口をよく洗います
  4. よく湿らした土の上にモンステラの茎を置きます
  5. 茎が半分隠れるように土をかぶせます
  6. 根が出るまで土が乾かないように管理します

こんな手順です。




モンステラの茎伏せの注意点(難易度)

モンステラの茎伏せで準備するもの道具


  • カッター
  • 新聞紙
  • 土(水苔)

基本は挿し木と変わらず剪定から始めます。
葉がない状態の小さい茎でも増やせる方法が茎伏せです。


鉢の中は土以外に水苔でも代用できます。
水苔は水分の保持率が高いので管理が簡単になります。

根が出てきた様子も目視しやすいので水苔もおススメです。
水苔で根が出てきたら水苔に絡まった根のまま土に植えればいいので、その点も簡単なんです。



茎伏せのメリット

茎伏せのメリットは一度にたくさんのモンステラを増やすことが出来る点です。

用意も少なく、プランターでも出来るので親モンステラの茎が長いと一度に10個の子供モンステラを増やすことも可能なんです。

ただ、茎が小さい分成長は水差しの方が早いです。

観葉植物としては2年〜3年目から本格的に楽しめるようになります。

モンステラの茎伏せの時期と失敗例

茎伏せは水分管理が大切です。
水差しは一週間放置していてもたぶん大丈夫ですが、茎伏せは毎日水分が足りているかチェックしなければならないため、忙しい人は水差し(挿し木)が成功率があがるでしょう。

失敗すると茎が黒くなって枯れてしまいます。

大量に挑戦する人は何個か枯れてもいいように準備しておくとイイと思います。



自宅でモンステラを増やすなら水差しが安心で手間がかからず、楽しめますよ。

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